津波被災海岸のもともとの海浜植生を  東北ー北海道のネットワークの力で取り戻そう!

震災により防潮堤は壊れ、海岸林は倒れましたが、それを癒やすように海浜植物は広がり、3カ月後の6月には花を咲かせた群落を、さまざまな地区で見かけるまでになりました。しかし残念ながら、一般に認知度が低く、保護の対象にもなりにくいため、今まさに、復旧工事による造成・盛土によって再び、その生命が失われようとしています。

 

それをどうにかしたいとい思いを持つ仲間が、東北にも北海道にもいました。そして、今ある東北の海浜植物の種子を集めて、北海道や周辺地域で回復に向けて苗づくりを行い、再び現地で植える「北の里浜 花のかけはしネットワーク(はまひるがおネット)」を立ち上げました。

活動紹介動画 これは、人と海と未来を考える物語

<最新情報>

【3.11 今夜少し考えようか

 災害や戦争があった時、

 私たちにできること】

東日本大震災から14年、大船渡が大変なことになっていますが、自然災害や戦災に際して、自分たちができることを改めて共有し、そのうえで災害を防ぐ/減災のためにはどんなことが平時に大切だと思うかを考えてみませんか。
東日本大震災後の海岸の自然再生活動や、14ヶ月前の能登半島地震での支援活動、そしてラオスでの戦災と子どもの状況を想い、振り返りつつ、頻発する災害の復興のあり方を考えるヒントになればと思います。
[日時]2025年3月11日(火)19時~21時
[内容]
 1.話題提供
  1)宮城での花咲く防潮堤プロジェクト
     はまひるがおネット代表 鈴木 玲
  2)能登半島地震での支援活動報告
     (一社)いっぽん理事 渡辺義人
  3)戦争と公教育 ―ラオス・モン族の子どもたちの現在
 2.想いをシェアする
   進行 Co.DESIGN 代表 有坂美紀
 ※30分間、Web参加者とも繋いで行い、その後会場参加者のみで行います。
[参加費]ひとり500円(会場参加者のみ)飲食持ち込み自由
[定 員]15名程度(会場参加者のみ)
[申込み]3月10日(月)19時まで、以下の申込みフォームから申込み下さい 
       https://forms.gle/vjU1wX23dGe9BpQw7
[配信URL] https://qr.paps.jp/IfQ52 (YouTube)
       Facebookイベントページ

2024年11月21日 閖上小中学校で海浜植物のタネ播き

今年で3回目となる閖上小中学校でのタネ播き活動、今回は新たに活動を始める3年生たち。代表と副代表が所用で行けず、仙台在住の東北支部長鈴木雅人のレクチャー、雪印種苗(株)さんの協力サポートで、植栽活動の後に4年生が採取して札幌の当会メンバーらで精選した9種類の海浜植物のタネを皆で播きました。来年が楽しみですね。

2024年11月15日 岡田小学校で海浜植物タネ播き活動

2016年から始めて、今年で9回目となる仙台市立岡田小学校でのハマヒルガオプロジェクトのタネ播き活動、5年生からのプレゼンは、素晴らしい活動に進化(深化?)していました。

 

今年も4年生を新たに迎え、4・5年生でタネ播き活動を行い、とてもたくさんの苗づくりが始まりました。

2024年11月14日 大谷小学校で海浜植物植栽活動

気仙沼市立大谷(おおや)小学校の6年生達と、これで3年目になる海浜植物の植栽活動、大谷まちづくり委員会、NPOはまわらすさんと一緒に出来ました。

タネから育てた苗は、校庭の海砂花壇に夏に移植しています。その根茎を掘り出して、それを持って歩いて大谷海岸へ。

一昨年、去年と植えた海浜植物を見ながら、新たに砂を掘って、根茎を植えて行きました。

(三陸新報 2024年11月15日)

2024年11月11日 札幌で閖上浜の海浜植物の種子精選

北海道の仲間たちに声を掛けて北海道大学農学部の松島肇副代表のゼミに仕事帰りに集まってもらって、閖上浜での植栽活動で子ども達と集めたタネを、種子精選(ゴミや種子以外の部分を取り除いて、種類ごとに分ける)をしました。集中しながら、時にお喋りしながら、6種類のタネ袋に収まりました。

これらタネは21日の閖上小中学校での活動に持っていってもらい、直前に集めるタネとともに4年生の子ども達に播いてもらいます。

2024年10月25日 岡田小学校で海浜植物植栽活動

岡田小学校5年生と6年生、久々に晴天の下、町内会やPTAはじめ学校関係者、仙台市高砂市民センター、そしてKDDI東北総支社さんの協力も得て、新浜海岸に9度目となる海浜植物を植栽、浜辺の自然再生活動を行いました。

場所は防潮堤の裾、長年砂が溜まらず植生回復がなされなかったところに、2年少し前に宮城県仙台土木事務所さんが近くの海砂を盛土してくれた場所で、以降毎年育てた苗を植えてきたところで、徐々に植生回復が進んできています。

今回はその空いたところや枯れたところ、防潮堤の隙間にも植え、今後も見守っていきます。

植栽終了後は恒例のタネ集め、岡田小学校の子ども達はタネ探しのプロ、たくさんの種類のタネを器用に見つけて集めていました。

多分日本一海浜植物のタネに詳しい小学生たちです。

このタネは、5年生と4年生に渡されて育苗活動に引き継ぎ、来月のタネ播き活動に使われます。

2024年10月24日 閖上小中学校で海浜植物植栽活動

閖上小中学校の4年生が、閖上浜に2度目となる海浜植物の植栽活動、浜辺の自然再生活動を行いました。

2014年に北海道の石狩中学校の生徒がタネ播きをして苗を育て、NPO名取ハマボウフウの会メンバーと名取第一中学校(翌年からは閖上中学校)の生徒と2015年に開始した活動からは10回目となる育苗植栽活動となります。

 

場所は閖上浜の防潮堤の隙間、ここ数年海浜植生の回復とともに飛砂が減って剥き出しのままとなっている防潮堤を砂丘化することを目標に始めた活動です。植えたところからコンクリート上に広がり、少しずつ砂が溜まっているところもあります。

 

残念ながら短い時間でしたが、植栽終了後に海浜植物のタネを集め、爽快な海辺を少し楽しんだ後、バスで帰りました。

採ったタネは、3年生に渡されて育苗活動に引き継ぎ、来月のタネ播き活動に使われます。

2024年6月28日 岡田小学校で海浜植物苗づくり

岡田小学校では、今年で9年目となる海浜植物の育苗活動に5年生と6年生が取り組んでいます。

今回は、これまで疑問だったいくつかのことを確かめるための実験もするそうです。

 

昨秋岡田新浜で採ってきたタネを播いて今春発芽し、これまで育ててきたハマニガナやテンキグサ(ハマニンニク)などの苗を、皆でPotに植替えました。

これらの苗は秋まで皆で育てて、また岡田新浜に植えに行く区予定です。

2024年6月27日 閖上小中学校で海浜植物苗づくり

閖上小中学校では、今年で2年目となる海浜植物の育苗活動に4年生が取り組んでいます。

今回は、昨秋タネ播きして今春発芽、これまで育ててきた小さな苗をPotに植替える活動です。晴天の下、ハマボウフウやコウボウムギの苗を皆で植替えました。これらは秋まで皆で育てて、また閖上浜(防潮堤の隙間)に植えに行きます。それまで一所懸命に育てましょう。

2024年6月17日 札幌でKDDIさんら企業の皆さんと、東北の海浜植物苗づくり

7年前からKDDI株式会社さんのご賛同いただいて継続している東日本大震災で被災した海岸の海浜植物の苗づくり活動、札幌市中心部の道庁赤レンガ前の広場「赤プラ」において、素晴らしい晴天の下、行われました‼️

育てた苗は、名取市立閖上小中学校の児童や地域の方々の手で閖上浜の防潮堤等に、この秋植えられる予定です。

 

一部気仙沼のハマナスもポット上げしたので、現地の方々にお渡しします。

 

今回、いつも閖上浜での活動を手伝っていただいているKDDI東北総支社の方が来てくれて、一緒に苗づくりを行いました。またKDDIが入っている日生ビルから日本生命の皆さんも初めて参加されましたが、閖上浜の海岸林植樹活動もされているとのことで、今後、現地での連携についてもお話できました。防災、自然環境保全にも力を入れるコミュニケーションの会社KDDIさんらしい展開ですね。

 

当日のご案内に関わらず、飛び入り参加いただいた皆様も、ありがとうございました。

2024年6月8日 震災✕未来ダイアログカフェ(16)開催「地域をつなげた海浜植生の保全再生活動10年を未来へ」

はまひるがおネット活動10周年の節目ということで、これまで宮城県で活動をともにした方々を北海道にお呼びして、石狩海岸を見ていただいた後、札幌市内でミニフォーラムを開催しました。

 

[日時]2024年6月8日(土)15時半~17時半
[場所]コワーキングスペースbokashi(札幌市中央区南2西1)
[ゲスト]
 畠山友美子さん(大谷里海づくり検討委員会)気仙沼市
 阿部正人さん(小泉ユニバーサルビーチユニット)気仙沼市
 高野祐一さん(仙台市立岡田小学校)仙台市
 大橋信彦さん(みやぎ里浜ネットワーク)名取市
 伊藤 聡(三陸ひとつなぎ自然学校)釜石市 ※Zoomで能登から
[報告等]
 松島 肇(副代表、北海道大学農学研究院)
 鈴木 玲(代表)
北の里浜花のかけはしネットワーク(はまひるがおネット)では、2014年より東日本大震災の被災地での海浜植生の再生活動を通して、被災地と繋いで学び合い、未来につなげようと活動を展開してきました。10年目にあたり、活動をともにした現地からハマナス香る石狩浜を見に来ていただくとともに、これまでの活動や現状と今後の展望などのお話を聴かせていただきます。
活動を振り返りつつ、頻発する災害の復興のあり方を考えるヒントになればと思います。

2024年5月31日 岡田小学校の子ども達と海辺観察

仙台市立岡田小学校でも、9回目になる新浜での観察会を、5・6年生で行いました。昨年に続いての雨模様でしたが、少しずつ雨も止み、ハマヒルガオやハマボウフウの花がたくさん見られました。

 

活動の様子は、ミヤギテレビさんが取材してくれて、放映されました。👇こちらからご覧下さい。

 

ミヤギテレビの放映>>> https://qr.paps.jp/OQoNx

2024年5月30日 閖上小中学校の子ども達と海辺観察

先日の閖上浜での活動、河北新報さんが記事にしてくれました。ありがとうございます。

 

閖上小中学校では2年前から、閖上浜の海浜植物の観察、育苗、そして育てた苗の植栽活動を行っています。

 

この初夏、校章のデザインにもなっているハマボウフウやハマヒルガオが咲き乱れる閖上浜に観察会に行きました。

 

映像「人と海と未来を考える物語」完成を目指して

東日本大震災から13年を経た今、地理的に近い地域での大災害でもあり、防災や復興については学ぶことは多いにも関わらず、十分に活かされているとは言えず、逆に忘れ去られつつあります。

実際に被災され自ら復興の活動を行う人の話を聴き、学び合うことで、私たちの防災やコミュニティのあり方を再考するとともに、被災地との新たな関係づくりをしていきたいと思い、海浜植物の育成や植栽などの自然再生活動、そして交流活動をすすめるとともに、それをより多くの人々に伝えるために「ショートドキュメンタリー」を制作してきました。初年度は3分の映像、翌年に7分のショートドキュメンタリーを編集しました。

そして今、10年の活動を振り返り、東北で活動をともに行ってきた方々を北海道に迎え、ハマナス咲き誇る石狩浜の広大で自然な砂浜海岸と砂丘を一緒に見て歩き、交流会を行い、お話ししてもらった想いなどを加えて編集、ショートドキュメンタリーを完成させたいと思います。

頻発する災害における復興やその備えにおいて、大切なヒントとなる作品として、多くの人に見ていただきたいと思います。

~ご支援のお願い~ 

ただ今、活動費のほか、この映像制作費が不足しております!

 

1口1,000円から寄附を募っております。2024年6月30日までにご支援いただいた方で希望される方には、エンドロールへの寄付者名の掲載をさせていただきます。
是非、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

★寄付先1:Syncable 北の里浜 花のかけはしネットワーク 
      https://syncable.biz/associate/hamahirugao
★寄付先2:北海道銀行 平岡パーク支店(普通)0414510
  北の里浜 花のかけはしネットワーク 代表 鈴木 玲
   ※振込に際して、メールでその旨お知らせ下さい。
   メールアドレス:[email protected]

   2024年5月24日 北の里浜花のかけはしネットワーク

2022年5月29日 海辺の生きもの観察会 in 仙台荒浜/新浜

2021年8月26日 みやぎ海岸美化協議会からオンライン            ビーチカンファレンス vol,4

過去の活動

BIOCITY61.pdf
PDFファイル 4.2 MB

2015.1.14 ニュースレター「01」及び「02」をUP!

Newsletter_01_150110_01_web.pdf
PDFファイル 358.4 KB
Newsletter_02_150110_01_web.pdf
PDFファイル 300.9 KB