【6/9-10 仙台】海岸きずなプロジェクトⅣ

里浜の再生に向けて:地域で守り・育て・使う海辺を目指して


 2011年3月11日に東北地方を襲った津波災害から7年が経ち、甚大な被害の爪痕が残る中、徐々に沿岸域の復興が進みつつあります。安全を守るため、いち早く復旧された防潮堤や山土で造成された海岸松林は、一方で海を生活から分断したり自然生態系への影響が議論を呼びました。

 このような課題を検証することはとても重要ですが、同時に出来たものをどうやって日常生活に取り入れていくか、これからの付き合い方を考えていくことも必要であると私たちは考えます。
 主役は行政でも研究者でもなく、市民です。海辺の自然を守り残そうとする活動、ただ残すだけではなく新たな利用価値を模索する取り組み、地域の自然や歴史を掘り起こしたフットパスツアー、などなど。海辺の自然・文化を守り育てることで、持続的に利用していく―それが里浜です。
 このミニシンポでは、里浜をめぐる様々な活動を多くの市民・団体と共有し、新しい仲間を作ることを目指します

 

ミニシンポジウム&ワークショップ

日時:2018年6月9日(土)13:00〜17:00
場所:仙台市七郷市民センター
   仙台市若林区荒井3丁目7番地の2

参加費:無料

申込み:6月5日迄に、氏名・年齢・所属・連絡先をこちらからお送りください。

 

実施内容:
1)イントロダクション・趣旨説明
  ピアノ弾き語り 奈緒さん
2)ミニシンポ:各団体から活動紹介・話題提供
・根浜ハマボウフウ研究会(釜石市)伊藤聡さん
・仙台市立岡田小学校、新浜町内会(仙台市)
・名取ハマボウフウの会(名取市)今野義正さん
・荒浜再生を願う会  (仙台市)貴田喜一さん
・前浜おらほのとっておき(気仙沼市)千葉一さん
・地域環境計画東北支社(仙台市)千布拓生さん
  コメンテーター:東北学院大学 平吹喜彦さん
  進行:北海道大学 松島肇さん
3)未来につなぐディスカッション
  ファシリテーター
   北の里浜花のかけはしネットワーク 溝渕清彦さん

 

ピアノ弾き語り 奈緒さん

 宮城県白石市在住。KAWAI音楽教室講師を経て、自身のピアノ教室で指導。施設の音楽療法講師をしながらシンガーソングライターとしてライブ活動を行う。2018年1月は仙台スターダストにてライブ。毎年5月は神奈川県愛川町にてライブ活動を実施。

代表曲「命 光る花」について

 私の中学の時の恩師が、女川で被災され、1,000年後の命を守るプロジェクトを当時被災された生徒さんたちと今も頑張って活動なさっています。自分にも何か出来ることはないかと言う想いから、この曲を作り始めました。しかし、作曲の途中で、自分が脳腫瘍になり視野が欠ける中、手術の前に何とかCDにしたいと頑張りました。…震災で亡くなられた数多くの方々の想いと遺された方々の想い。そして自分が病と戦っていく事。命 というものをリアルに感じながら仕上げた曲です。CDを作成するにあたり、ジャケットに使用させていただいたハマヒルガオの写真が、私と北の里浜花のかけはしネットワークとの 出会いのきっかけとなりました。感謝しています。

 

海岸植生視察・海岸清掃・植栽モニタリング

日時:2018年6月10日(日)9:30~14:30
場所:仙台市岡田新浜海岸
集合:海岸公園(荒浜地区)センターハウス駐車場
   仙台市若林区荒浜字北官林30
   
https://goo.gl/maps/7yDjVhFSiCw 受付9時~
持ち物:昼食、飲み物、軍手、帽子
参加費:無料
申込み:6月5日迄に、氏名・年齢・所属・連絡先をこちらからお送りください。

 

実施内容:

  1. 海岸植生の観察(ご案内:北海道大学 松島肇先生、(株)地域環境計画、東北学院大学 平吹喜彦先生)
  2. 海岸清掃
  3. 海浜植物植栽地の外来種・内陸型高茎草本の除去作業
  4. 植栽後のモニタリング

※一部活動は、新浜町内会・貞山運河研究所のフットパス活動と合流して実施します。

 

主催:北の里浜 花のかけはしネットワーク
共催:仙台市高砂市民センター、里浜ネットワーク、
   生態系サービスの享受を最大化する‘里浜復興シナリオ’創出プロジェクト
協力:新浜町内会、仙台市立岡田小学校、名取ハマボウフウの会、
   名取市立閖上小中学校、三陸ひとつなぎ自然学校、
   根浜ハマボウフウ研究会、前浜おらほのとっておき、
   東北学院大学平吹研究室、(株)地域環境計画、
   KDDI株式会社(東北総支社、北海道総支社)、
   (有)みちのくナーセリー、雪印種苗(株)
後援:東北環境パートナーシップオフィス
   南蒲生/砂浜海岸エコトーンモニタリングネットワーク
助成:地球環境基金