震災復興において、防潮堤はじめ海岸防災林や嵩上げ道路など多くの防災インフラ整備が、時間がかかったとは言え瞬く間に進んでいます。短期間で計画が決定され、美しい海岸線や河川がコンクリートの巨大構造物で埋められていくさまを見るにつけ、他の方法を検討する時間はなかったのだろうかと思います。
そんな中、三陸沿岸の海浜植物は、東日本大震災やその後の復興工事によって、その生育環境が大幅に縮小しています。この中で残存している砂浜の植物たちの保全のため、岩手県立大学の島田直明先生らは、野田村十府ヶ浦、山田町船越、釜石市根浜など各地で、地元の行政や地域の方ととともに取り組み、地道ながらしっかりとした成果を上げています。海浜植物の移植や小学校での苗づくりを行い、工事後の砂浜に戻すことで、地域の自然回復や景観復元を行おうとするものです。岩手県や地元自治体そして学校とどのように話を進めて実現していったのか、また若い学生らは活動を通して何を得たのか。今、そして未来へ向けて行われている取組みについて、先生と2人の学生に伺いたいと思います。
【日 時】2019年7月8日(月)18:30~21:00
【場 所】豊平館(札幌市中央区中島公園1番20号)下の広間
http://www.s-hoheikan.jp/about
【参加費】ひとり1,000円(学生500円)
(軽食・飲み物1杯付き、持寄り歓迎)
【定 員】20名(先着順) 7月4日(木)までに申込み下さい。
【トークゲスト】
■島田 直明さん(岩手県立大学総合政策学部准教授)
■浦川絵莉子さん(岩手県立大学総合政策学部4年)
■宮原 幹太さん(岩手県立大学総合政策学部4年)
【主催・問合せ】
■北の里浜
花のかけはしネットワーク
https://www.facebook.com/hamahirugao/
メール: hamahirugao.net@gmail.com
私たちが行っている被災沿岸部での植栽交流活動は、地元の人たちとともに、その地域に根ざしていた海浜植物の種を拾い、育て、その地域に戻す。そして、その活動を通じて、さまざまを学び、知恵を持ち帰り、私たちの地域と未来へのかけはしをつくります。
【共催】
■3.11 SAPPORO SYMPO
実行委員会
http://311sapporo-sympo.com/
https://www.facebook.com/311sapporo.sympo/
※この催しは、地球環境基金、札幌市さぽーとほっと基金の助成を受けて実施されます。
【参加申込み】
▶FBアカウントをお持ちの方
当イベントページhttps://www.facebook.com/events/296353291117458/
「参加予定」をクリックして下さい。
▶FBアカウントをお持ちでない方
①下記メールアドレスまでご連絡ください。
hamahirugao.net@gmail.com
②タイトルを「震災×未来ダイアログカフェ#12
参加希望」として、参加者氏名・所属・連絡先やメッセージなどをご記入下さい。
③確認のためこちらから返信しますので、ご確認の上、必ずご返信をよろしくお願いいたします。
【ゲスト プロフィール】
島田直明(しまだ なおあき)
1970年東京生まれ。
東京農業大学林学科卒、横浜国立大学で植生学を学ぶ。2003年から岩手県立大学に勤める。
震災前は海岸や海辺の植物の調査は行っていなかったが、震災後から精力的に砂浜の植物の調査を始めた。調査の結果を踏まえて。いくつの砂浜では復興工事に伴う海浜植物の移植への働きかけや、小中学校での海浜植物育成授業を行っている。このような研究や活動が、沿岸地域の人たちのふるさとの景観を復元し、拠り所になるように、少しでもお役に立てればと思って活動している。
浦川絵莉子(うらかわ えりこ)
1998年生まれ。岩手県立大学4年。
大学から砂浜・礫浜に生息する海浜植物の保全活動や植生調査を行なっている。現在は、海浜植物と砂浜の面積・比高や外洋に面しているか否かなどの環境条件との関係性をテーマに卒業論文作成のため、調査行なっている。
「沿岸地域は、見た目は復興してきていますが、まだまだケアが必要です。植物もケアが必要なものの一つ。出来ることは小さくて時間がかかりますが、地域の力になれればと思っています。」
宮原幹太(みやはら かんた)
1997年生まれ宮城県富谷市育ち。
現在、岩手県立大学総合政策学部総合政策学科4年。
現在は「被災地の防潮堤工事に伴う海浜植物の移植工事の評価」をテーマに研究中。岩手県沿岸部被災地でモニタリング調査を中心に、植栽イベント、小学校での海浜植物の教育活動に参加。
◆島田直明准教授 http://www-poly.iwate-pu.ac.jp/staff/profile/026.html
◆岩手県の海浜植物の保全 http://www-poly.iwate-pu.ac.jp/column/003.html
◆海浜植物を保全するための取り組み https://buna.info/article/2199/
===
東日本大震災の被災地から学び合い、未来につなげます。
あの大災害とその後の復興を通じ、ひとは何を感じ、考え、どう行動し、助け合い、受け容れ、合意し、反発し、何を目指し、何がどう達成され、何がなぜできなかったのか。
私たちが抱えるさまざまな課題も一気に押し寄せ、短期間でたくさんの判断を求められ、古くから強固にある地域コミュニティが機能したり重荷になったりしながら、多方面からの支援なども受けつつ復興へ向かう姿は、良くも悪くもたくさんの学びに満ち、そしてひとのつながりに溢れています。
東日本大震災から7年半を経た今、地理的に近い地域での大災害でもあり、防災や復興については学ぶことは多いにも関わらず、十分に活かされているとは言えず、逆に忘れ去られつつあります。実際に被災されたり自ら復興の活動を行う人の話を聴き、学び合うことで、私たちの防災やコミュニティのあり方を再考するとともに、被災地との新たな関係づくりをしていきたいと思います。
今回は4年目、4回シリーズの第1回、地域とつないで海浜植物の保全を行い、そのことを通して学びの場を育てた方々との対話です。
震災復興において、防潮堤はじめ海岸防災林や嵩上げ道路など多くの防災インフラ整備が、時間がかかったとは言え瞬く間に進んでいます。短期間で計画が決定され、美しい海岸線や河川がコンクリートの巨大構造物で埋められていくさまを見るにつけ、他の方法を検討する時間はなかったのだろうかと思います。
そんな中、三陸沿岸の海浜植物は、東日本大震災やその後の復興工事によって、その生育環境が大幅に縮小しています。この中で残存している砂浜の植物たちの保全のため、岩手県立大学の島田直明先生らは、野田村十府ヶ浦、山田町船越、釜石市根浜など各地で、地元の行政や地域の方ととともに取り組み、地道ながらしっかりとした成果を上げています。海浜植物の移植や小学校での苗づくりを行い、工事後の砂浜に戻すことで、地域の自然回復や景観復元を行おうとするものです。岩手県や地元自治体そして学校とどのように話を進めて実現していったのか、また若い学生らは活動を通して何を得たのか。今、そして未来へ向けて行われている取組みについて、先生と2人の学生に伺いたいと思います。
【日 時】2019年7月8日(月)18:30~21:00
【場 所】豊平館(札幌市中央区中島公園1番20号)下の広間
http://www.s-hoheikan.jp/about
【参加費】ひとり1,000円(学生500円)
(軽食・飲み物1杯付き、持寄り歓迎)
【定 員】20名(先着順) 7月4日(木)までに申込み下さい。
【トークゲスト】
■島田 直明さん(岩手県立大学総合政策学部准教授)
■浦川絵莉子さん(岩手県立大学総合政策学部4年)
■宮原 幹太さん(岩手県立大学総合政策学部4年)
【主催・問合せ】
■北の里浜
花のかけはしネットワーク
https://www.facebook.com/hamahirugao/
メール: hamahirugao.net@gmail.com
私たちが行っている被災沿岸部での植栽交流活動は、地元の人たちとともに、その地域に根ざしていた海浜植物の種を拾い、育て、その地域に戻す。そして、その活動を通じて、さまざまを学び、知恵を持ち帰り、私たちの地域と未来へのかけはしをつくります。
【共催】
■3.11 SAPPORO SYMPO
実行委員会
http://311sapporo-sympo.com/
https://www.facebook.com/311sapporo.sympo/
※この催しは、地球環境基金、札幌市さぽーとほっと基金の助成を受けて実施されます。
【参加申込み】
▶FBアカウントをお持ちの方
当イベントページhttps://www.facebook.com/events/296353291117458/
「参加予定」をクリックして下さい。
▶FBアカウントをお持ちでない方
①下記メールアドレスまでご連絡ください。
hamahirugao.net@gmail.com
②タイトルを「震災×未来ダイアログカフェ#12
参加希望」として、参加者氏名・所属・連絡先やメッセージなどをご記入下さい。
③確認のためこちらから返信しますので、ご確認の上、必ずご返信をよろしくお願いいたします。
【ゲスト プロフィール】
島田直明(しまだ なおあき)
1970年東京生まれ。
東京農業大学林学科卒、横浜国立大学で植生学を学ぶ。2003年から岩手県立大学に勤める。
震災前は海岸や海辺の植物の調査は行っていなかったが、震災後から精力的に砂浜の植物の調査を始めた。調査の結果を踏まえて。いくつの砂浜では復興工事に伴う海浜植物の移植への働きかけや、小中学校での海浜植物育成授業を行っている。このような研究や活動が、沿岸地域の人たちのふるさとの景観を復元し、拠り所になるように、少しでもお役に立てればと思って活動している。
浦川絵莉子(うらかわ えりこ)
1998年生まれ。岩手県立大学4年。
大学から砂浜・礫浜に生息する海浜植物の保全活動や植生調査を行なっている。現在は、海浜植物と砂浜の面積・比高や外洋に面しているか否かなどの環境条件との関係性をテーマに卒業論文作成のため、調査行なっている。
「沿岸地域は、見た目は復興してきていますが、まだまだケアが必要です。植物もケアが必要なものの一つ。出来ることは小さくて時間がかかりますが、地域の力になれればと思っています。」
宮原幹太(みやはら かんた)
1997年生まれ宮城県富谷市育ち。
現在、岩手県立大学総合政策学部総合政策学科4年。
現在は「被災地の防潮堤工事に伴う海浜植物の移植工事の評価」をテーマに研究中。岩手県沿岸部被災地でモニタリング調査を中心に、植栽イベント、小学校での海浜植物の教育活動に参加。
◆島田直明准教授 http://www-poly.iwate-pu.ac.jp/staff/profile/026.html
◆岩手県の海浜植物の保全 http://www-poly.iwate-pu.ac.jp/column/003.html
◆海浜植物を保全するための取り組み https://buna.info/article/2199/
===
東日本大震災の被災地から学び合い、未来につなげます。
あの大災害とその後の復興を通じ、ひとは何を感じ、考え、どう行動し、助け合い、受け容れ、合意し、反発し、何を目指し、何がどう達成され、何がなぜできなかったのか。
私たちが抱えるさまざまな課題も一気に押し寄せ、短期間でたくさんの判断を求められ、古くから強固にある地域コミュニティが機能したり重荷になったりしながら、多方面からの支援なども受けつつ復興へ向かう姿は、良くも悪くもたくさんの学びに満ち、そしてひとのつながりに溢れています。
東日本大震災から7年半を経た今、地理的に近い地域での大災害でもあり、防災や復興については学ぶことは多いにも関わらず、十分に活かされているとは言えず、逆に忘れ去られつつあります。実際に被災されたり自ら復興の活動を行う人の話を聴き、学び合うことで、私たちの防災やコミュニティのあり方を再考するとともに、被災地との新たな関係づくりをしていきたいと思います。
今回は4年目、4回シリーズの第1回、地域とつないで海浜植物の保全を行い、そのことを通して学びの場を育てた方々との対話です。