8月 27日, 2019年
震災後、よみがえりつつある「ふるさとの海浜植物」に心をよせ、復旧工事跡地の生態系 再生を支援する ・・・・・ 「海辺と人のきずな」をはぐくむ 、里浜復興活動を ともに 。 被災地に想いを寄せ、北海道の石狩市立石狩中学校では5年前から宮城の海辺の植物のタネから苗づくりをしています。苗が育った2015年から毎年、生徒代表が名取の閖上浜に来て、閖上中学校の生徒やNPO名取ハマボウフウの会はじめ地元の方々らと苗を植え、交流をしています。今年も、3年生の代表5名が大切に育てた苗を持って名取を訪れ、地元の中学生たちや市民の皆さんとともに、花々の咲き乱れるかつての里浜に想いを馳せながら、植栽活動と交流会を開催します。昨年に引き続き、防潮堤が自然の砂丘に埋まっていくことを想定しながら防潮堤本体への植栽も行ないます。多くの市民の皆さんと楽しい時間と未来への想いを共有したいと思います。是非ご参加ください。 [日時]2019年9月15日(日) 9:30~15:00 [場所] 集合(朝):名取トレイルセンター 植栽(午前):名取市閖上浜 交流会(昼から):閖上小中学校
7月 21日, 2019年
 震災復興において、防潮堤や海岸防災林再生や嵩上げ道路など多くの防災インフラ整備、そして高台移転や復興住宅建設などは、時間がかかったとは言え瞬く間に進んでいます。短期間で計画が決定され、美しい海岸線や河川がコンクリートの巨大構造物で埋められていき、無機質とも思える新しい住宅地ができています。一方で災害危険区域に指定されたエリアで進む大規模開発の計画を見るにつけ、他の方法を検討する時間はなかったのだろうかと思います。  そんな中、田澤さんたちは「RE:プロジェクト」事業などで、それまでの暮らしを手放さざるを得なかった方たちに寄り添い、複雑で揺れる想いや記憶をすくい取り、「ここはどういう場所で、どんな暮らしがあったのだろう、地域資源を再発見/再認識/再考する」活動を進めてこられ、多くの方に現状を知らせるとともに、被災者と協働してこられました。  被災者でもいわゆる支援者でもなく、寄り添いつつも俯瞰した視点で語られる田澤さんのお話には、臨場感と共に客観性が感じられ、聞くものの心にも染み入ります。  被災から復興に向けての現状と共に、地域の方々がどのような想いでまちの再生を進めてきたのか
7月 05日, 2019年
 震災復興において、防潮堤はじめ海岸防災林や嵩上げ道路など多くの防災インフラ整備が、時間がかかったとは言え瞬く間に進んでいます。短期間で計画が決定され、美しい海岸線や河川がコンクリートの巨大構造物で埋められていくさまを見るにつけ、他の方法を検討する時間はなかったのだろうかと思います。  そんな中、三陸沿岸の海浜植物は、東日本大震災やその後の復興工事によって、その生育環境が大幅に縮小しています。この中で残存している砂浜の植物たちの保全のため、岩手県立大学の島田直明先生らは、野田村十府ヶ浦、山田町船越、釜石市根浜など各地で、地元の行政や地域の方ととともに取り組み、地道ながらしっかりとした成果を上げています。海浜植物の移植や小学校での苗づくりを行い、工事後の砂浜に戻すことで、地域の自然回復や景観復元を行おうとするものです。岩手県や地元自治体そして学校とどのように話を進めて実現していったのか、また若い学生らは活動を通して何を得たのか。今、そして未来へ向けて行われている取組みについて、先生と2人の学生に伺いたいと思います。 【日 時】2019年7月8日(月)18:30~21:00 【場 所】豊
5月 29日, 2019年
3・11の津波災害以後、東北地方の海岸沿いでは災害復旧事業により防潮堤が建設され、盛土造成による海岸林の整備が進められてきました。しかし、内陸部の安全を守るためのこれらの事業は一方で海浜生態系の大規模な改変を引き起こしてきました。 北の里浜 花のかけはしネットワークはこうした生態系の再生を目指して、地域の方々と協力しながら活動してきました。少しづつですが着実にその成果も見えてきました。しかし、こうした活動を継続していくためには、地域の方々が主体となって、地域の環境を「育てる」という視点が重要です。 今回のフォーラムでは、「育てる」ためにどのようなことが出来るのか、みなさんと一緒に考えてみたいと思います。
10月 04日, 2018年
3年目を迎えた震災✕未来ダイアログカフェ。4回シリーズの3回目。気仙沼市大谷地区では「大谷里海(まち)づくり検討委員会」が設立され、様々な意見があった防潮堤に関して、大きな対立構造をつくらず地域として一つの答えを出すことができました。また、住民要望を受けた各行政機関の方々がさまざまな知恵をしぼり、実現に向けできる限りの努力をしてきてくれたということです。その成果はどのようにして得られたのか、さまざまな困難をどう乗り越え、今、そして未来へ向けて行われている取組みについて、3人の方に伺いたいと思います。
8月 31日, 2018年
震災後、よみがえりつつある「ふるさとの海浜植物」に心をよせ、復旧工事跡地の生態系再生を支援する ・・・・・ 「海辺と人のきずな」をはぐくむ 、里浜復興活動をともに 。 被災地に想いを寄せ、北海道の石狩市立石狩中学校では5年前から宮城の海辺の植物のタネから苗づくりをしています。苗が育った2015年から毎年、生徒代表4名が名取の閖上浜に来て、閖上中学校の生徒やNPO名取ハマボウフウの会はじめ地元の方々らと苗を植え、交流をしています。今年も、3年生の代表5名が大切に育てた苗を持って名取を訪れ、地元の中学生たちや市民の皆さんとともに、花々の咲き乱れるかつての里浜に想いを馳せながら、植栽活動と交流会を開催します。昨年に引き続き、防潮堤が自然の砂丘に埋まっていくことを想定しながら防潮堤本体への植栽も行ないます。多くの市民の皆さんと楽しい時間と未来への想いを共有したいと思います。是非ご参加ください。
8月 31日, 2018年
3年目を迎えた震災✕未来ダイアログカフェ。4回シリーズの2回目。被災地では、家族や家を失った居場所のない子どもたちへの支援はとても重要ですが、支援や再建はオトナ中心に進めざるを得ない面が多く、子どもが置き去りにされることも少なくないようです。心に大きな傷を負った子どもたちのための居場所づくりを、震災直後の避難所から、そしてその後立ち上げた「いしのまき寺子屋」で実践された髙橋信行さんにお話を伺います。
6月 18日, 2018年
3年目を迎えた震災✕未来ダイアログカフェ。今回は仙台市宮城野区の海辺の街、岡田新浜地区にて岡田小学校区を核に活動されてきた、高砂市民センターの八柳館長、岡田 小学校の佐藤校長、岡田町内会の平山会長と瀬戸顧問、東北学院大学の平吹さんをお迎 えし、震災前後の様子や復興に向けた取り組みについてご紹介いただきます。
6月 01日, 2018年
 2011年3月11日に東北地方を襲った津波災害から7年が経ち、甚大な被害の爪痕が残る中、徐々に沿岸域の復興が進みつつあります。安全を守るため、いち早く復旧された防潮堤や山土で造成された海岸松林は、一方で海を生活から分断したり自然生態系への影響が議論を呼びました。  このような課題を検証することはとても重要ですが、同時に出来たものをどうやって日常生活に取り入れていくか、これからの付き合い方を考えていくことも必要であると私たちは考えます。  主役は行政でも研究者でもなく、市民です。海辺の自然を守り残そうとする活動、ただ残すだけではなく新たな利用価値を模索する取り組み、地域の自然や歴史を掘り起こしたフットパスツアー、などなど。海辺の自然・文化を守り育てることで、持続的に利用していく―それが里浜です。  このミニシンポでは、里浜をめぐる様々な活動を多くの市民・団体と共有し、新しい仲間を作ることを目指します。